個別指導塾 明海学院 知立西校 塾長ブログ

こんにちは！

明海学院知立西校の宇佐美です。
夏休み中は、保護者様からの相談や、塾選びで悩む方からの相談の内容も変わってきます。
いつも以上に子供との接点が多くなるので、学習状況についての不安を持たれる場合が多いのかなと思います。

先日、小学生のお子様の保護者様が、個別の入塾説明会と体験授業にお越しくださった際に相談をされていたのは「うちの子は、国語の読解力がないので心配。どうすれば読解力が伸ばせますか？」というものでした。

「分数の計算が苦手」「文章問題が苦手」「集中力がない」など保護者様は、お子さんそれぞれに悩みを持っていらっしゃいますが、国語に関してはこの「読解力がない」というのが一番多いように思います。

我々、塾での指導としても、一番時間がかかり、根気が必要となるのが、この「読解力をつけさせる」というものです。

例えば、算数などで、分数の計算を教えます。「わかった！」となれば、そこからはどんどん一人で問題が解けるようになります。

しかし、「読解力」は瞬発力がありません。生徒と一緒に問題文を読み、どこに筆者の想いが書かれているのかを生徒と一緒にひも解いていきます。

一問解いても、別の文章ではまた同様に、生徒と問題文を読み、どこに筆者の想いが書かれているかを生徒とひも解いていきます。
根気作業なのです。

先ほどの保護者様に対しての助言は、「マンガでもいいので、本人の好きなこと、興味がありそうな本を選んで読ませてあげてください」「学校の国語の宿題は、一緒に教科書や問題を読んで、お子さんと対話しながらお子さんが深く文を読みこむサポートをしてあげてください」と伝えました。

昨日の日経新聞夕刊にタイムリーな記事が上がっていたので、ご紹介しますね。読解力向上についての記事です。

「３つの読解力　生きる力に　文章読み、親子で話し合い（育む）」
東京学芸大学准教授　犬塚美輪さんが書かれた文です。

要約しますと、小学校高学年になると、読解力を求められる問題が増えてくる。国語以外の科目でも、読解力が問われる問題が多くなる。

「読解力」とは「著者が表現した世界を頭の中に構築する力」

著者が伝えたいことを、自分の頭の中で空想、再現する力。

日本の読解力は、OECD加盟国内で８位から１５位に下げている。

子供の読解力をつけさせるために親は「沢山本を読ませようとする」「難しい本を読ませようとする」が、それは正解とは言えない。

まずは、どんなジャンルでもいいので、子供が興味がある内容、マンガでもいいので買ってあげる。そして読み終えたら、「どこがおもしろかったか」「どこが勉強になったか」などを聞いてみる。

そして、これからの子供たちが付けるべき読解力は３つあると述べています。

①教科書や説明文を読んで分かる、「勉強や受験に必要な」読解力　

②筆者の意図や趣旨などは分からずとも、このフレーズが胸に響くといったように、「感動する」読解力。

③ＳＮＳやインターネットを見る際に必要になることもある「バイアスを見抜く」読解力。

まずは①の読解力を伸ばすために、お子様と一緒に読んで、お子様に問いかけてあげて欲しいなとおもいます。
そして、人生を豊かにしてくれる②の読解力や、③のバイアスを見抜く読解力をつけて欲しいですね。

明海学院では、小学生には国語、算数、理科、社会、英語を指導しております。

小学3～４年生の生徒さんには、「算数・国語」を選択されている方が多いです。

高学年になるまでに、読解力をつけさせることを目標に授業を進めております。

ご興味ある方は是非是非遊びに来てください。
体験授業と個別の説明会も随時開催しております。

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