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2020年10月22日

名城大附属高校 塾向け説明会2020【丹陽、南部、大和、大和南、治郎丸中学区の個別指導塾 明海学院 一宮南部丹陽校】

こんばんは、明海学院一宮南部丹陽校の安田です。

今日は名城大附属高校の説明会に参加してきました。

 

中村区にある庄内川のすぐ近くにそびえたつ私立高校です。

名城には一昨年の2018年に説明会に参加してました、今回は二年ぶりの説明会参加です。

2年もあれば私立高校が変わるには十分な長さだと思います。

高校の統廃合が進むなかで生き残りをかけて変革を続けないといけませんから。

今年はどんな話が聞けるか、高校への道中でもわくわくが止まりませんでした。笑

開催場所は2年前と変わらず高校の大会議室です。

相変わらず建物については派手さのない無骨な印象、ご存じの通り校風のほうも割と硬派です。

たしか一昨年の塾対象の説明会も、”あっさり”というか、淡々と進む感じの説明会だった記憶があります。

安田と違って、ちゃらちゃらしたところが一切ない説明会だったなぁ。(・∀・)テヘペロ

 

前置きはこの程度にして、そろそろいきましょうか。

簡単な説明になる箇所もあるかと思いますが、しばしお付き合いくださいね。それでは参りましょう。

 

名城大附属高校

説明会レポート2020編

 

駅からのアクセスが改善された!

名鉄の栄生駅もしくは東枇杷島駅から徒歩で行ける高校です、アクセスは文句なしに良い高校です。

説明会当日は車で向かったので聞いただけになりますが、どうやら栄生駅が改修されたんですよね。

以前は南側(校舎から遠い側)にしか改札がなかったので、校舎に向かうためにグルっと回らないといけなかったらしいんです。

それが、校舎に近い側にも改札ができましたということで、駅からのアクセスの良さを強調されてました。

 

今では栄生駅の北側にも改札ができたおかげで、栄生駅を使う生徒の割合も増えてきたと話がありました。

今までよりさらに高校へのアクセスが良くなった、という生徒にも高校にも嬉しい変化ですね。(*‘∀‘)

 

挑戦から「探究」の名城へ!

説明会冒頭のスライドにでかでかと表示されていた「探究」の文字。

20年以上前から独自に探究活動を進めてきた名城が、今再び掲げるテーマが「探究」です。

探求活動の対象となる学科は全学科・全コースです。

高大協創・産学連携の実現を目指して、ガチンコの研究活動と方法論を学びます。

文科省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定校としても運営されています。

3期目の指定5年目、通算15年目となります。

 

科学英語の学習とか、大学レベルの研究活動とか、他では聞かないカリキュラムが組まれているのが特徴的ですね。

他高校でも「探求型の学習」のカリキュラムが組まれている高校もありますし、ウリにしている高校もたくさんあります。

ですが、そうした高校の探求活動とは一線を画す、名城独自のカリキュラムや設備があることは間違いありません。

見学会など高校に行く機会があれば、ぜひご自身の目で確かめてみてほしいです。

 

名城の学科とコースをおさらい!

名城に設置してある学科とコースをおさらいします。

学科 コース・系列
普通科(男・女) 特別進学クラス
スーパーサイエンスクラス
一般進学クラス
国際クラス
総合学科(男・女) 数理系列(理系)
社会探究系列(文系)
地域交流系列(文系)
ビジネス系列(文系)

総合学科の四系列分岐は2年生からです。

数理系列は名城大の理工学部狙い。

社会探究系列は社会に出て通用するプレゼンテーションスキルの修得。

地域交流系列は年齢の枠を超えたコミュニケーションスキルの修得。

ビジネス系列は学内での企画立案。

 

それぞれ目指す方向が違います。

昔は一般進学から総合学科にスライドして合格が出るような転科合格があったのですが、これは昨年から無くなりました。

「一般進学を受験➡一般進学不合格、でも総合学科に転科合格!」ということはシステム上ありませんので注意してください。

この理由は後述しますが、これまでの転科合格を採用していた時から、高校としても思うところがあったのでしょう。

 

ちなみに、一般入試で「普通科・特別進学クラス」を第一志望として出願する場合、第二志望で「普通科・一般進学クラス」の合否を出してもらうかどうかは選ぶことができます。

ちょっとわかりにくいですね、こちらも表にしてみましょう。

志願区分 第一志望 第二志望
普通科
特別進学クラス
普通科一般進学クラス
第二志望無し

以上のようになります。

「何が何でも名城に行きたいんじゃ!」(テレビ○鳥風)という生徒は、第二志望で一般進学の合否判定を希望するように出願。

「特別進学じゃなかったら名城じゃなくてもいいや~」という生徒は第二志望なし、として出願すればオッケーです。

 

「スーパーサイエンスと国際は推薦のみ」が基本だけど

推薦入試と一般入試で出願できるコースがそれぞれ違う点も注意してください。改めて表にまとめてみたのがこちら。

学科 コース・系列 推薦出願 一般出願
普通科(男・女) 特別進学クラス
スーパーサイエンスクラス ×
一般進学クラス
国際クラス ×
総合学科(男・女) 数理系列(理系)
社会探究系列(文系)
地域交流系列(文系)
ビジネス系列(文系)

スーパーサイエンスと国際は一般入試での募集はありません。

ですが、それぞれ一般入試の合格者の中から勧誘される可能性があります。

スーパーサイエンスは特別進学クラスの合格者の中から、国際は一般進学クラスの合格者の中から、それぞれ勧誘されます。

 

勧誘する対象となる結果がどの程度なのか、具体的な話はありません。

「スーパーサイエンスの勧誘は理数系ができる子に、国際の勧誘は英語ができる子に、それぞれ手紙を送る」というシステムです。

スーパーサイエンスや国際に行きたい気持ちがあるなら、おとなしく最初から推薦で出願するのをおススメします。

自分のやりたいことはなんだろうか、よく考えて出願してくださいね。

 

ICTへの対応は若干遅め

南部丹陽校ブログの人気シリーズ(?)、「塾長による高校説明会レポート」。

読者の方であれば、多くの私立高校でICTへの準備が進行中または整備されていることをご存じでしょう。

 

さて、他の私立高校の進捗に比べて名城のICTへの対応はどうなのか。

答えは「若干遅い」です。

意外に思いますが、名城の校内Wi-Fiの整備や、その他の設備完成は来年度完成予定らしいです。

遠隔で授業を行うための最低限の設備は備えているようなので、まったくのゼロでもないらしいですけど。

今の名城のICT設備は、清林館や鶯谷と比較すると見劣りするかもしれませんね。

ICTへの投資が完了したらどうなるか、こちらも気になるポイントとして押さえておきたいですね。

 

各学科からの名城大への進学は?

総合学科は、農学部・薬学部の学内推薦はなし。

普通科一般進学は、名城への進学というカードを押さえつつ、さらに上を目指すコース。

とは言え名城に進学することが多いでしょうか、名城は希望者の9割が進学できるとおっしゃってました。

特別進学は国公立や難関私大を目指すクラスですが、名城大の理工学部・薬学部限定で若干名の推薦枠があります。

てっきり特別進学からの推薦はゼロかと思ってましたが、どうやら違うようです。

 

ちなみに推薦の内定をもらったとしても、国公立は受験させるらしいです。

やはり基本は「名城より上を目指しなさい」ってことのようです、名前が”特別進学クラス”ですからね。

ただ一方で、「名城大への内定を蹴って浪人する」という選択はなしです。

ちなみに特進の国公立への現役合格率は43.1%、圧倒的です。

 

 

今回はこんなところにしておきますね。

以上が今回の説明を聞いた上で、重要かなと感じた内容です。

今回の名城の説明会は参加してよかったです、どこの説明会に参加しようが最後は「よかった」と思うんですけど。笑

 

冒頭の説明を担当された学校長先生が、現職二年目だとおっしゃってました。

今の名城の思いや理念を”熱”を持って伝えてくださったというか、”パッション”がヒシヒシ伝わってきたというか。

とにかく”思い”を込めて、話していらっしゃるのがビンビンに伝わってきました。

 

二年前の説明会よりも、「今の名城を見てください!変化を知ってください!」という熱のこもった話しぶりでした。

印象的だったのは「元気な先生こそ質の高い教育を届けられる」という言葉。我々も肝に銘じます。

学校長先生の交代もあり、名城の雰囲気が変わっていくかもしれません。

 

今までは「総合学科の生徒が国公立大を目指す」という雰囲気がそもそもなかったそうです。

今では「国公立いいじゃん!目指してみなよ」という前向きな雰囲気が、生徒も先生も当たり前になりつつあると。

泥臭く頑張る雰囲気が出てくると、一味違った名城大附属高校の姿が見られるようになるかもしれません。

これからの変化に期待です!

 

 

「そもそもどこの私立高校受ければいいのか…」なんて、今はフワフワした中3生たちが多いでしょう。

情報もあまり降りてきていないでしょうが、なにかを決めるにしても情報がなければ始まりませんね。すべては情報を選ぶ・収集する・理解するところからスタートです。

知らない・意味の分からないことを嫌って終わりにならないよう、引き続きありったけの情報をお届けしたいと思います。

 

今日は名城大附属高校の記事でお届けしました。

また次回、最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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塾長プロフィール

■塾長/安田

愛知県稲沢市出身。

明海一熱い指導で通っている、愛知県一宮市にある「明海学院 一宮南部丹陽校」の塾長。塾頭の杉原とは野球仲間で、シーズン中は毎週試合に参加するなど仕事もプライベートも全力投球。生徒にも「勉強も部活も遊びも全部楽しもうぜ!」と、何事もやりきることや達成感の素晴らしさを伝えている。

趣味/野球、ドライブ、スノーボード、読書

大の読書好きで年間100冊を目標に本を読む。好きなジャンルはミステリー・推理・サスペンスなど。近頃は海外小説・古典小説がお気に入り。

■副塾長 /  照井

愛知県犬山市出身。

高校生時代から教育に興味をもち、大学では教育学を専攻し、小学校・中学校・高等学校の教員免許を取得。
学校での集団指導と個別指導の両方経験から、子どもたち一人ひとりに寄り添った教育がしたいと考え、個別指導に従事することを決意。

子どもたちが通塾することに負担を感じることなく、「明海でなら勉強を頑張りたい」と思えるような、あたたかみがありアットホームな教室を運営していきたいという思いで日々向き合っている。

趣味/音楽鑑賞(邦ロックは幅広く聴いているので、好きなバンドや音楽の話が得意です)
そのほか、ゲームやアニメ、映画鑑賞など趣味は多種多様にあるので、様々な話題を通じて子どもたちと親交を深めていきます。

特技/けん玉

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