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2021年10月12日

【大学入試】現中3生から大学入試が変わります!【丹陽、南部、大和、大和南、治郎丸中学区の個別指導塾 明海学院 一宮南部丹陽校】

こんばんは。

明海学院一宮南部丹陽校の安田です。

 

今日は珍しく大学入試に絡む話を書いていきます。

タイトル通り、現中3生から高校の教科書が順次変更となり、付随して大学入試も変わっていきます。

大学入学共通テストも、個別二次試験も同様です。

いくつかにまとめてみたので、良ければ最後まで見てみてくださいね。

 

まずは概要をおさらい

小学校・中学校に続き、2022年から2024年にかけて高等学校の教科書が順次改訂されていきます。

改訂された新課程は、現中3生の皆さんの世代からスタートすることになります。

改訂のスケジュールはこんな感じ。↓

中学教科書 高1教科書 高2教科書 高3教科書
2021年 新課程 現行課程 現行課程 現行課程
2022年 新課程
2023年 新課程
2024年 新課程

2022年に高校1年生になる世代、つまり現中3生が高校生になってから新課程の勉強がスタートすることがわかりますね。

これからの高校の勉強がどのように変わっていくか。

また、新課程大学入試のファーストイヤーを飾る皆さんがどのように対応していくべきなのか。

来年、高校生に進級される皆さんは、ぜひこうした情報にアンテナを張っておいてくださいね。

 

【新課程①】日本史と世界史の垣根が消滅

世界史Aと日本史Aが一本化されて、歴史総合というように名前が変わります。

地理Aは単独で、地理総合に名称変更。

日本史・世界史・地理それぞれのBだったものが、世界史探求・日本史探求・地理探究というように”探求”の名前が付きます。

現行科目  →  新科目(仮称)
世界史A 歴史総合(必修)
日本史A
地理A 地理総合(必修)
世界史B 世界史探求
日本史B 日本史探求
地理B 地理探究

近現代史に特化し、日本史と世界史の関連付けを学びます。

「近現代化」「国際秩序の変化や大衆化」「グローバル化」の3テーマを設け、資料を活用しながら学習します。

平たく言えば、日本史と世界史の垣根を越えた勉強をすることになります。

 

【新課程②】「公共」の新設

「現代社会」が廃止となり「公共」が新設されます。

現代的なテーマを通じて「正義」「公正」「幸福」など、答えのない課題を考えます。

「知識+思考力」が問われる問題を、課題学習を中心に学習します。

Equality(平等)とかEquity(公正)を、わかりやすく表している図とかありますよね。

ああいったことを勉強する感じなのかな、気になった方は一度調べてみてくださいね。

 

【新課程③】情報Ⅰ、プログラミングなど実践課題が必修化

SNSの炎上とか誹謗中傷とかって問題がありますよね。

身近なSNSのリスクを避けるために、日常生活レベルでの扱い方を学んだり。

あとはプログラミングの知識と技法、Webサーバの仕組みなど、より実践的な分野も学習します。

ITなくして回らない世の中ですから、こうした科目も新設されるようになるんですね。

学習(するかもしれない)プログラミング言語の一例も上げておきましょう。↓

プログラミング言語 特徴

Python
(パイソン)

使いやすく、シンプルであることを
重要視したスクリプト言語

JavaScript
(ジャバスクリプト)

動きのあるWebページを
作る上で欠かせない
VBA Microsoft社が作っており
比較的難易度が低い

Swift
(スイフト)

Apple社が作っており
iPhoneやMacのアプリに向いている
ドリトル 教育用に設計された
プログラミング言語

 

R7年度から予定されている、情報のサンプル問題も大学入試センターから閲覧できます。

気になった方は覗いてみてください。↓

令和7年度大学入学共通テストからの出題教科・科目 情報 サンプル問題

 

【共通テスト】科目再編成

新課程の話の次は共通テストの話題に移りましょう。

2025年1月実施予定の共通テストからの変更点になります、さっくりまとめるとこんな感じ。↓

  1. 現6教科30科目を7教科21科目へ
  2. 数学を再編し、数学Ⅱ・B・Cへ
  3. 地歴・公民を再編成、日本史・世界史融合の「歴史総合」や「公共」へ
  4. 理科の4つの基礎科目(物理基礎・生物基礎・化学基礎・地学基礎)を一本化(4科目の内2科目を選択)
  5. 新設教科として「情報」が登場(国公立志望者は必須教科/2021年6月30日時点)
  6. 英語民間試験の活用と記述試験問題導入は見送り予定

基本、大学入試はコロコロ変わるので、↑の内容もあくまで現時点でわかっている分だけです。

恐らくまた変更があるはずなので、業界の人間はずっと警戒してます。笑

 

【二次試験①】入試改革に沿った二次試験が増加

続いて国公立大学別の、個別二次試験の内容に移りましょう。

大学入学共通テストが1月中旬に実施されて、2月下旬から前期・中期・後期と続くやつです。

 

”高大接続改革”として、様々な改革がされて久しいです。

結論から言えば、実用英語技能検定(英検)など民間の外部検定試験や、記述式問題を利用する大学が増加中です。

入試改革に積極的に取り組む大学を対象に運営交付金が増額されるとか、理由が微妙なところもありますけど。苦笑

ちなみに大学ごとに配点パターンにも偏りがあるので少し紹介しますね。

大学レベル 配点パターン ポイント
旧帝大・難関 共通テスト<個別二次 共通テスト対策は早めに、個別二次対策に時間を割く
上位 共通テスト≒個別二次 共通テスト、個別二次ともにバランスよく
地方中堅 共通テスト>個別二次 共通テスト対策を最優先、高得点を狙う

↑はあくまで傾向です、すべての大学に当てはまるわけではないので悪しからず。

 

【二次試験②】外部検定試験の利用方法は4つ

外部検定を利用した入試は年々増加中です。

各大学で扱い方が異なりますが、大まかに4つに分かれます。

  1. 出願資格として利用する
  2. 得点換算される
  3. 加点される
  4. 判定優遇・合否参考に利用される

早めに各種英語資格を取得できれば、他科目の学習に時間が使えるメリットもあります。

いろんな高校で英語に力を入れていますので、参考にしてみてもいいかもしれませんね。

 

 

簡単な内容だけでもこれほどの変更があります、イヤになっちゃいますよね。笑

現中3生は特に、高校新課程の学習を経て挑む大学入試の、まさにスタートイヤーを飾る世代です。

「過去問なき大学入試」を勝ち抜くための入試情報の収集、これからも気を抜かずに勉強します。

今日は珍しく大学入試関連の記事でお届けしました。

また次回、最後までご覧いただきありがとうございました!

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塾長プロフィール

■塾長/安田

愛知県稲沢市出身。

明海一熱い指導で通っている、愛知県一宮市にある「明海学院 一宮南部丹陽校」の塾長。塾頭の杉原とは野球仲間で、シーズン中は毎週試合に参加するなど仕事もプライベートも全力投球。生徒にも「勉強も部活も遊びも全部楽しもうぜ!」と、何事もやりきることや達成感の素晴らしさを伝えている。

趣味/野球、ドライブ、スノーボード、読書

大の読書好きで年間100冊を目標に本を読む。好きなジャンルはミステリー・推理・サスペンスなど。近頃は海外小説・古典小説がお気に入り。

■副塾長 /  照井

愛知県犬山市出身。

高校生時代から教育に興味をもち、大学では教育学を専攻し、小学校・中学校・高等学校の教員免許を取得。
学校での集団指導と個別指導の両方経験から、子どもたち一人ひとりに寄り添った教育がしたいと考え、個別指導に従事することを決意。

子どもたちが通塾することに負担を感じることなく、「明海でなら勉強を頑張りたい」と思えるような、あたたかみがありアットホームな教室を運営していきたいという思いで日々向き合っている。

趣味/音楽鑑賞(邦ロックは幅広く聴いているので、好きなバンドや音楽の話が得意です)
そのほか、ゲームやアニメ、映画鑑賞など趣味は多種多様にあるので、様々な話題を通じて子どもたちと親交を深めていきます。

特技/けん玉

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