個別指導塾 明海学院 一宮南部丹陽校 塾長ブログ
2019年7月5日
大成高校 塾向け説明会2019【丹陽、南部、大和、大和南、治郎丸中学区の個別指導塾 明海学院 一宮南部丹陽校】
こんばんは、明海学院一宮南部丹陽校の塾長、安田です。
今日は大成中学、大成高校の学習塾向けの説明会に参加してまいりました。説明会で聞いてきた内容について自分なりのレポートとして内容の整理がてら、ブログを更新させていただきたいと思います。
昨年同様、大成中学・大成高校の説明会について、学校の輪郭を推し量るには『大成中学はどう変革していくか?』をきちんと把握することだと、個人的に考えています。ある意味、人の成長の過程として中学校ってとても重要じゃありませんか?情操教育なんて言うと大げさに聞こえますが、中学校での3年間は人格を形成するうえで少なからず影響力を持つのかなと。だからこそ、大成中学校の指導方針や中身が変わることの影響は広い範囲に波及していくものだと考えています。
昨年同様、大成高校の情報はもちろん、大成中の情報も併せてお届けします。大成中学への受験をお考えの皆様には、特に有用な内容となります。かいつまんでの説明となる箇所もありますが、興味のある方はしばしお付き合いください。それでは参ります。
◆大成中学・大成高校 説明会レポート◆
過去4年間の入学者比較
大成中学の入試結果について、過去4年分から順に追っていきます。
■平成28年度■
志願者221名/定員105名
合格者159名/入学者62名
■平成29年度■
志願者283名/定員105名
合格者213名/入学者98名
■平成30年度■
志願者371名/定員105名
合格者???名/入学者114名
■平成31年度■
志願者359名/定員105名
合格者???名/入学者93名
昨年から合格者の数の公表がなくなりましたが、今年も公表は控えられました。今年の入学者は昨年から20名ほど減る結果になりました。昨年が定員よりも大幅に多かったですから、今年の入学者が減るのは予想できることではありましたが。おおよそ、直近の3年間の入学者を足していくと(途中退学などしていなければ)、3学年合計定員数の315名に近くなりますしね。学校としてはこれも既定路線として考えているのかもしれませんね。
定員105名は変わりません、1クラス35名で合計3クラスの計算でちょうど数が合います。ちなみに中学部ではクラスによって学力の差はありません、学力均等割りの編成です。
中学入試を中身を解説
大成中の入試について解説します。
いろいろありすぎてわかりづらい広く門戸を開いていますので、なるべく分かりやすくお伝えします。
大枠で説明すると前期試験・中期試験・後期試験の3つに分かれます、ここまでは昨年同様です。若干中身が変わった部分もありますので、そうした変更点もあわせてご紹介します。
■前期試験■
【前期:4科型Ⅰ】
最もスタンダードな形式、クセがないため純粋な学力勝負
学科試験:国語(50分100点)、算数(50分100点)、理科(30分50点)、社会(30分50点)
面接試験:個別面接
特待合格:有
【前期:英語型】※前3科型
国算英の3科で判定、習い事等で英語を学習していることがほぼ必須条件
学科試験:国語(50分100点)、算数(50分100点)、英語(50分100点)
面接試験:個別面接
以前は3科型という名称で設置されていましたが、今年からは英語型として名称変更がなされました。中学入試で英語をねじ込んできた形です。必要な英語レベルに変更がなければ、この試験に挑むには英検3級から準2級クラスの学力が必要です。
特待合格:有
【前期:2科型Ⅰ(専願)】
国算の2科で判定、2科に絞られた分だけ競争率は高い
学科試験:国語(50分100点)、算数(50分100点)
面接試験:個別面接
特待合格:無
【前期:かがやき型(専願)】
英語・芸術・文化活動等、『小学校時代にどんな活動』を『どれくらいの期間続けてきたのか』そして『大成中学でその経験をどう生かしたいのか』を報告書およびスピーチでアピールする
学科試験:知力テスト(計算とことば、50分)
自己アピール:活動で得た経験や将来の目標を3分で発表
面接試験:個別面接
特待合格:無
はっきり言いますがこちらは判断基準が曖昧です、具体的な答えは返ってきていません。曖昧模糊であり、学習塾の人間がこの型の受験をおススメすることはありません。
昨年まで設置されていました前期スポーツ型入試が廃止されました、柔道のみのスポーツ推薦で非常に興味深い試みだったなと記憶しています。大会実績に応じて審査されますが、合格には全国大会出場もしくはベスト8くらいに入る成績が必要でした。あまりにハードルが高すぎたのでは?と勝手に想像しますが、真実は闇の中です、、、
■中期試験■
【中期:4科型Ⅱ】
前期4科型とほぼ同じ、前期不合格者の再チャレンジ要素が強い
学科試験:国語(50分100点)、算数(50分100点)、理科(30分50点)、社会(30分50点)
面接試験:個別面接
特待合格:有
【中期:2科型Ⅱ(専願)】
前期2科型とほぼ同じ、前期不合格者の再チャレンジ要素が強い
学科試験:国語(50分100点)、算数(50分100点)
面接試験:個別面接
特待合格:無
中期試験に2科型Ⅱが追加されました、先に書きましたがスポーツ推薦を減らした代替入試として設置したのかなと思われます。純粋な学力入試が追加されたことで、一般の方のチャンスが広がった形ですね。
■後期試験■
【後期:後期試験】
作文試験があるのが特徴
学科試験:算数と理科(あわせて60分100点)、作文とことば(60分100点)
面接試験:個別面接
特待合格:無
以上です、変更点含めわかりやすくまとめたつもりです。いかがだったでしょうか?
とにかく文武ともに優秀な生徒を集めて入学させたいんだろうな、という意思は昨年同様ビンビンに伝わってきますね。個人的に好きですけどね、優秀な生徒獲得に向けて、なりふり構わない感じとか開き直った感じとか。建前で煙に巻かれるより、いっそこちらのほうが清々しい。
ちなみにこれは昨年から変更していないことですが、大成中への出願はすべてインターネット出願になっています。十分に注意してください。
グローバルフューチャーは2コースより選択
YクラスとTクラスの2クラス編成となった昨年、今年もこの2コース制度は健在です。
Yクラスの留学先国はカナダ・カルガリー、Tクラスの留学先国はニュージーランドもしくはフィリピンのセブ島でこちらは選択可能。期間はYクラスは1年の長期留学、Tクラスは3カ月の中期留学となっています。
今回の説明会では留学時期も明瞭に説明が付されていました。Yクラスは高校1年8月から翌年7月まで、Tクラスは高校2年4月から同年7月まで。
高校1年からスタートするとあって、Yクラスは公立高校の合格発表前には留学手続きを開始します。したがって公立高校との併願は不可ですが、反対にTクラスは併願可です。また共通注意事項として、グローバルフューチャーに出願する場合は事前の個別留学説明会への参加が必須となります。
高校プラウディア受験が増加中
過去4年のプラウディア受験者数が上昇傾向にあります。
■平成28年度■
一般入試828名/推薦入試53名
■平成29年度■
一般入試916名/推薦入試70名
■平成30年度■
一般入試909名/推薦入試68名
■平成31年度■
一般入試998名/推薦入試84名
数値だけを見ると、年を追うごとに受験者が増えているのは一目瞭然です。昔に比べて、部活へ参加しやすくなったからかなと勝手に想像しています。週3日ないし4日の部活動で、昔ほど勉強ばかりに時間を割かれるわけでもなくなってきたからかなと。今年の4月から新しく、女子ダンス部なるものも創設されたらしいですし活動の幅は広がりそうです。
反対に高校部のラトナディアは部活動参加はほとんど無理でしょう。中学部への編入コースとして、毎日ゴリゴリに勉強です。平日はすべて7限授業、土曜日は4限授業、授業後には補習、毎週月曜には確認テスト、、、心休まる時がなさそう毎日が必要以上に充実しそうです。笑
説明の中身が濃くなった
以上が今回の説明を聞いた上で、特に重要そうだと感じた内容となります。
今回は数値云々よりも、教育への思いというか、学校側のパッションを強く訴えてくる説明会という印象でした。あとは例年よりも今年は資料の作りが丁寧というか、学習塾に寄り添った資料だったなと思います(偉そう)。初見の資料とかもたくさんありましたし、何より高校部のボーダーが示された資料があったのが驚きです。目安になる基準を教えてくれと、これまでいろんなところからオファーあったんじゃないかなぁ。笑
とにかく今日は今日で、いろいろ新しい発見のある説明会になりました。だいぶ情報も蓄積されてきましたし、使う時まで大切に頭の中に入れておくとします。
「そもそもどこの私立高校受ければいいのか…」なんて、今はフワフワした中3生たちが多いでしょう。情報もあまり降りてきていないでしょうから、焦ることもないですけど。なにかを決めるにしても情報がなければ始まりません、すべては情報を与える・収集する・理解するところからスタートです。
人間は基本、意味の分からないことは嫌います。我々ができるのはありったけの情報を届けるだけです。引き続き情報発信には貪欲でいたいと思います、それも価値のある情報の発信です。少しでも価値のある情報を、もれなく伝えられるよう頑張っていきます。この記事が一人でも多くの方にとって、役立つもの・価値のあるものであることを祈っています。
《各学年定員制 夏に向けて残席のご案内》
中1生 残席6名
中2生 残席4名
中3生 受付停止(中3生は定員に達したため、受付停止となります。新規お問合せは、ご相談にあたらせていただきます。)
小4~小6 残席各3名
定員を超えての受付は難しいので、塾をお探しの方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問合せください。最新の残席状況をお伝えさせていただきます。ページ最下部の電話番号に掛けていただけますと、南部丹陽校の塾長が対応させていただきます。
お名前、学年、お通いの学校名、お子様の現状の成績(大まかにで結構です)をお聞かせいただき、個別説明会(1時間程度)の日時を設定いたします。ご希望の曜日や時間帯の候補をいくつかご準備の上、お電話いただけますと幸いです。
それでは、今日はこのへんで。
また来週です、最後までご覧いただきありがとうございました。
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丹陽中、南部中、大和、大和南、治郎丸中学区の小1~高3・既卒対象
個別指導塾 明海学院 一宮南部丹陽校
[お問い合わせ電話番号]
0586-85-7719
受付時間/12:00~21:00(日曜、祝日を除く)
住所/愛知県一宮市宮地花池字出町裏66(精文館書店一宮南店すぐ隣)
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塾長プロフィール
■塾長/安田
愛知県稲沢市出身。
明海一熱い指導で通っている、愛知県一宮市にある「明海学院 一宮南部丹陽校」の塾長。塾頭の杉原とは野球仲間で、シーズン中は毎週試合に参加するなど仕事もプライベートも全力投球。生徒にも「勉強も部活も遊びも全部楽しもうぜ!」と、何事もやりきることや達成感の素晴らしさを伝えている。
趣味/野球、ドライブ、スノーボード、読書
大の読書好きで年間100冊を目標に本を読む。好きなジャンルはミステリー・推理・サスペンスなど。近頃は海外小説・古典小説がお気に入り。
■副塾長 / 照井
愛知県犬山市出身。
高校生時代から教育に興味をもち、大学では教育学を専攻し、小学校・中学校・高等学校の教員免許を取得。
学校での集団指導と個別指導の両方経験から、子どもたち一人ひとりに寄り添った教育がしたいと考え、個別指導に従事することを決意。
子どもたちが通塾することに負担を感じることなく、「明海でなら勉強を頑張りたい」と思えるような、あたたかみがありアットホームな教室を運営していきたいという思いで日々向き合っている。
趣味/音楽鑑賞(邦ロックは幅広く聴いているので、好きなバンドや音楽の話が得意です)
そのほか、ゲームやアニメ、映画鑑賞など趣味は多種多様にあるので、様々な話題を通じて子どもたちと親交を深めていきます。
特技/けん玉