個別指導塾 明海学院 一宮南部丹陽校 塾長ブログ
2020年2月4日
今さらだけど、2019年本屋大賞を読んだよ!【丹陽、南部、大和、大和南、治郎丸中学区の個別指導塾 明海学院 一宮南部丹陽校】
こんばんは、一宮南部丹陽校の安田です。
2019年の本屋大賞を受賞した「そして、バトンは渡された」。
年明け前、とうの昔には読み終わっていたんですけど、ようやくブログにする気分になりました。笑
血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。
「血の繋がらない親子」なんてキーワードが出てくるものだから、そりゃもう人間模様ドロドロの本なのか!?
なんてビクビクしながら読んでいたんですが、まったくそんなことのない本でした。
むしろハートフルで、優しくて、すんなり読み進めていける本という感じです。
中学生くらいの子供たちの読書感想文とかに合ってるんじゃないかなぁと思います、ボリュームもそこまで重くないですし。
「重くない、ライトな内容が過ぎてリアルな描写に欠ける」なんてAmazonのレビューも書かれてますね。
単純に読書の目的の違いなんだろうなと個人的には思います。
シンプルに読み物として楽しむのか、子育てとか家庭の悩みを解決するための手引書のように読むのか。
前者であれば最適だと思いますし、残念ながら後者には向かないでしょうね。
個人的にはすごくハマった本でした。あまり同じ本を読み返すことは少ない性分なんですけど、これはふとした時に読み返したくなる本です、大事にとっておこう。
表現方法はいろいろあっていい
個人的にすごくいいなと思ったのが、主人公「優子ちゃん」の実のお父さんはもちろん、義理のお父さんたちやお母さんの愛情表現の仕方が全部バラバラなところだと思うんです。
実のお父さんが登場する描写は少ないですけど、それでも「THE・お父さん」って感じがします(どんなお父さんだ)。
海外から娘の身を案じているだろうなということが、すごくサラッと書かれているんですけどそこがまたイイんです。
希望を叶えるために手段を選ばないくらい大事に守ろうとする愛情、じっと優しく見守る愛情、相手にひかれるくらい度を越して尽くす愛情。
義理の父母たちが、いろんな愛情の形を示してくれるところもすごくよくて、読んでる途中から結構読み返したりしてました。
一応主人公は森宮優子ちゃんなんですけど、個人的に本当の主人公は義父の森宮さんじゃないかと。
すっとぼけていて、度を越した行動もするけど憎めない、かわいいおじさんなんです。
森宮さんのキャラクター本当にいい味出してます、病みつき注意です。笑
愛情の一片でも見つけられる
物語の合間合間に高校教師の向井先生という方が出てきます。
その先生が卒業式の日に優子ちゃんへ渡した手紙に「あなたみたいに親にたくさんの愛情を注がれている人はなかなかいない」と書いてあるんですよね。
優子ちゃんの家庭環境を考えたら、普通だったら慰めとか励ましの言葉だったりするところだと思うんですけど。
思うにこれは筆者から読者への言葉なんじゃないかと。
きちんと親からの愛情を自覚しなさいというエールとして。
はっきり言って、愛情って量の多寡(多い少ない)じゃないじゃないですか。
普通に生きていればあまり感じることのないことでも、この本を読むと小さくても愛情を知覚できるようになるというか。
その意味も込めて中学生とか高校生、頑張って小学生にも読んでみてほしいなと思います。
もちろんお父さんお母さんにもおススメですよ、「子育てこんな楽じゃねーわ!」とか総ツッコミがくるかもしれませんけど。笑
本屋さんにもまだ並んでるかな、よかったらぜひ。
それでは、今日はこのへんで。
また次回、最後までご覧いただきありがとうございました。
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カテゴリー: 本
塾長プロフィール
■塾長/安田
愛知県稲沢市出身。
明海一熱い指導で通っている、愛知県一宮市にある「明海学院 一宮南部丹陽校」の塾長。塾頭の杉原とは野球仲間で、シーズン中は毎週試合に参加するなど仕事もプライベートも全力投球。生徒にも「勉強も部活も遊びも全部楽しもうぜ!」と、何事もやりきることや達成感の素晴らしさを伝えている。
趣味/野球、ドライブ、スノーボード、読書
大の読書好きで年間100冊を目標に本を読む。好きなジャンルはミステリー・推理・サスペンスなど。近頃は海外小説・古典小説がお気に入り。
■副塾長 / 照井
愛知県犬山市出身。
高校生時代から教育に興味をもち、大学では教育学を専攻し、小学校・中学校・高等学校の教員免許を取得。
学校での集団指導と個別指導の両方経験から、子どもたち一人ひとりに寄り添った教育がしたいと考え、個別指導に従事することを決意。
子どもたちが通塾することに負担を感じることなく、「明海でなら勉強を頑張りたい」と思えるような、あたたかみがありアットホームな教室を運営していきたいという思いで日々向き合っている。
趣味/音楽鑑賞(邦ロックは幅広く聴いているので、好きなバンドや音楽の話が得意です)
そのほか、ゲームやアニメ、映画鑑賞など趣味は多種多様にあるので、様々な話題を通じて子どもたちと親交を深めていきます。
特技/けん玉